千代日和。

更新率はまちまち。思ったことを書きます。推しや公演の感想など。

人生で初めて失敗したことを話します。〜約二ヶ月間の挑戦〜②

 前回の続きです。

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新卒を捨ててまでも叶えたかった夢をどうして叶えられなかったのか。

 

その事の顛末をお話しします。

 

 

前回の記事でもお話ししましたが、私はデザイナーの夢を追って

関東の専門学校に進学しました。

 

”働きながらでも自立してデザインを学べる学校”が売りコースがある学校でした。

 

その学校を選んだ理由はただ一つ。

 

「ここまでお金をかけてもらって、就職もしなかったんだから、これ以上親に迷惑をかけられない。行く以上は自分のお金で行かなければならない」

 

と言うものでした。

もちろん親に相談もした時に「自分のお金で行くなら行ってもいいよ」と条件を出されたので。

 

そのコースの実態を詳しくお話しすると、

①授業は週3日なので、”働きながらでも”しっかりデザインを学べる

②月に月に16万ほど稼げれば生活は可能です!

(=それくらいしっかり働けるだけのカリキュラムは組んであります)

 

多分、プロのデザイナーの方(普通のデザイン系専門学校に通われた方)なら、

 

「週3日でデザインをしっかり学べる?無理無理!」

 

と思われる・・・かも?

 

私も一瞬思いました。笑

それなら通信講座の方がいいのでは?とも思いました。

ただ思った時期が学校の受験に合格してお金の準備も進めていた頃だったので、

あの時の自分、本当に世間知らずというか・・・青いなぁと思いましたね。

 

ただこのコースにはもう一つ特徴がありまして。

 

”2年間学べるコース”と”1年間だけで卒業できるコース”がありました。

 

前述の通り、私には「時間がない!早く就職したい!」という焦りや

迷惑をかけられないという思いから、

色々あって(大人の諸事情)最終的に1年間のコースを選びました。

 

その間、向こうでの当面の生活費と教材費を貯めるためにアルバイトを頑張りました。

(ただひとり暮らしだったのでなかなか貯まりませんし、機材一式も変えなくちゃいけなくて結局親に頼ってしまいましたが・・・)

 

そんなこんなで大学も無事に単位を取り終え、卒業し、上京。

 

いざ新たな学校生活が始まります。

 

不安視していたアルバイトはすんなり決まり、生活費は稼げる。一安心。

 

・・・と思っていたのですが。

 

このご時世、アルバイトがすんなり決まる・・・なんてことある?

おまけに東京だし・・・飲食店だし・・・モロ影響受けとるやん。

 

一抹の不安が杞憂で終わればいいなぁ・・・と願いながら、

ご縁だし・・・みたいな、よくある精神的に病む原因を理由に

そこにお世話になることに。

 

ただ私は以前もお話しした通りHSPっぽい気質があります。

 

・新しい環境が悉く苦手である

・新しい人間関係を構築するのが苦手である

マルチタスクが苦手である

 

1時間ほどかけて学校に行って、時々満員電車に潰されそうになりながら、

 

(おい密だよ・・・こんなんじゃ感染者減らねぇよ・・・)

 

なんて悪態つきまくりの日々。

 

おまけにアルバイトも夜の10時まで、自宅に着くのは結局夜11時。

 

学校の課題(デッサン、コラージュ素材集め、動画作成等)をする気力・体力もなく

 

早いときは朝8時から外に出て帰るのは夜の11時。

それが週3日。

 

そしてアルバイトも昼から入れる日があればいいものの、

結局一日5時間しか働かせてもらえず・・・。

 

求人サイトでは1200円と書いてあったにもかかわらず、現実は1000円ちょっと。

1200円はパートさんの給与らしいです。

・・・それなら最初からパートとか書いとけよ。

 

店長には「もっと入れてもらえませんか?」と相談もしたのですが、

「ウチは労働基準が厳しくてアルバイトの子はあんま入れられないんだよね」みたいな。

 

大学のように”授業(講義)が午前中まで”とかがあればまだ良かったのですが、

ほぼ全日制のようなコマ割りだったのでシフトの時間を増やすにも増やせず。

 

学校が始まってなかった4月は10万ほど稼げたのですが、正直10万では生活ができないですし。

 

「そうだ、掛け持ちのバイトを探そう!」と思い立ち、探したものの、

現実はそう甘くなく、もちろん情勢も相まって、悉く受からない。

 

・・・「無期限で働けます」みたいな嘘つけばよかったかしら。

流石に企業側も一年や数ヶ月で辞めちゃう人を雇いたくないですよね〜。笑

 

 

まとめると、

 

お金がなくては生活ができない

でも現状は低所得のあまり生活ができていない

もっと稼がなければ!

掛け持ちor給料高いところに転職しよう!

でも受からない・・・

 

そして振り出しに戻る。

 

 

正直、私がお世話になった飲食店の環境が合ってないと感じました。

もちろん人は良かったし、シフトの融通は効いたけど、

駅の中にあるパン屋さんだったので、めちゃくちゃ忙しくて

ずっと喋りっぱなし・売りっぱなし。

 

のんびりしている環境で育ったが故に、のんびりした性格に育ってしまった私は

 

都会特有の「時間に追われている」という感覚に慣れなかったし、理解できなかった。

 

課題をこなしながら職を探し、非常にストレスなアルバイトを続けざるを得ず。

 

生活ができなければ意味がないので、正直スキルどうのこうのより

 

お金を稼ぐことしか頭になくて、「私、なにやってんだろ?」って。

 

勉強をしにきたはずなのに、どうしてブラック企業に勤める会社員のようなことを

考えているんだろうって思うようになりました。

 

ある日、耐えきれず親に「バイト辞めたい」と言いました。

 

でも親は当然私を励ますようなことしか言わずに「頑張れ」と返ってきました。

 

その時まではまだ頑張れた。

 

だって、「まだ違う職が見つかるかもしれない」

「別のアルバイトの働き方があるかもしれない」

って思ってましたから。

 

それにこんなところで諦めたくなかった。

たった一ヶ月やってみただけなのに。

 

学校の課題も行き詰まり、正直しんどい。

 

こんなにできないんだ、難しいんだって思いました。

 

支離滅裂ですね・・すみません。

 

 

学校に行き、アルバイトをして帰って来る。

1日5時間で稼げる給料なんてたかがしれているけれど、シフトを増やしてもらえない。

アルバイトを探すも、なかなか見つからない。

休みの日はアルバイトを探して、課題をして。

遊ぶ暇なんてなかった。そもそも遊べないですね。外にもいけないし。

生活費も稼げない。

世が世ならきっとうまく回っていただろうけど、仕方ない。

 

逃げ場がどこにもない。

 

趣味でさえやる暇もない。

 

同期に相談しようかな・・・と思いました。

 

みんなも多分同じだと思っていたし、だからこそ分かってくれるはずというか。

 

でも私、本当に新しい環境で人間関係を作るのが苦手なので、

 

「あのね・・・」みたいなことを切り出せる子もおらず、

 

声をかけてくれても遠慮して話すことができず、

 

SNSのフォロワーにも話してみて、その時は気持ちが楽になるけれど

 

しばらくすればまた「お金ないな・・・しんどいな・・・」って。

 

正直、正直生活費が稼げないって死活問題だしお金を稼ぐために働いてるのに

それができないってめちゃくちゃしんどいですよね。

 

実家暮らしの同期にSNSでぽろっと言われましたが、

「あんまり深く考えないでいいんじゃないかな」って。

 

・・・いや、あなたは実家暮らしだからいいんだよって。

 

正直そう言ってやりたくなったけど、言っても八つ当たりにしかならないし、

今まで実家でしか暮らしたことのない人でそう言っちゃう人って

一人暮らしで生活費稼いできた人の気持ちなんて微塵もわかんないんですよね。

(ただ中には実家暮らしの方でも理解を示してくれる人はいますが)

 

そういう人は親から「いいよ」って言われてきて

なんでも叶えさせてくれてきた、本当に恵まれてきた人なので。

 

そんな人に言っても無駄なんで。

 

だからもう、「あーいいや」って。

 

疲弊した心の中にある何かがプツンと切れちゃって、

「死にたい」「死ねば楽になれるんかな」って思って。

 

逃げ道が死ぬことしかなかった。

 

泣きながら親に電話して、「死にたい」って言って。

 

親も精神疾患持ちなので、親も色々あって「死にたい」って言って。笑

 

親子でそういう状況になっちゃったんですよね・・・。

 

でもデザインの勉強は諦め切れなかった。

 

辞めるか辞めないかの瀬戸際でずっと揺れていた時、思ったんです。

 

「親に迷惑かけたくなかったんだよね?なんで迷惑かけてんの?」

 

「親は『家賃だけでも出せば生活できるでしょ?』って言ってるけど、

 

それじゃあ約束と違うし、親に借金するのも心苦しい」

 

「親に迷惑かけるくらいなら辞めようかな」

 

 

体調が悪くなっているのが日に日に目に見えてました。

 

ストレスで髪が抜けるし、腕に赤い発疹のようなものができる。

 

デザイナーにとって大切なのって発想力なんですけど、

 

それをするための健全な心と体がないと無理なんですよ。

 

 

で、辞めました。

 

 

生活費を稼ぐばっかりで学校の課題がおざなりになるのも嫌だったし。

 

親にこれだけ迷惑かけて「ごめんね、後で出世払いにするから」って言えるほど

 

脳内お花畑でもないし。

 

 

本当は辞めたくなかったけど。

 

 

「この学校だったら卒業した時にデザイナーとして働いていけるスキルが身に付く」

って思ってたので。できることなら最後まで続けたかったです。

 

 

そんな苦い思い出を、涙を堪えながら書きました。

 

 

夢があるって頑張れることだけど、そこに辿り着くまでに

 

長い道のりなんだなって思い知らされました。

 

 

だからと言って無駄ではなかったし、身についたこともあった。

 

 

今では地元の職業訓練でデザインの勉強ができるらしいので

その方向で頑張ろうと思っているんですけど、

 

募集に対して応募が多くて、これまたハードモード。笑

 

あーあ、私ってなんでこんな運命に巡り合うんでしょうか。笑

 

人生、茨の道だわ。笑

 

 

今後もこう言った愚痴ブログになりそうなんですけど、

 

よければお付き合いくださると嬉しいです。

 

もちろん楽しかったことや嬉しかったことの報告もしますので!!笑

 

 

では( ´ ▽ ` )